激ムズ曲(テクニック編)

過去に演奏した曲の中でテクニック的に難易度高いと感じた曲を、動画付きでご紹介致します♪

 

英雄ポロネーズ

ショパンの英雄ポロネーズ。

手の大きい方にとってはそんなに苦労しないのかもしれませんが、日本人女性標準サイズだと厳しいのが3分30秒~の連続左手オクターブ移動!

 

とっても疲れます(笑)

手を広げ続けるのは腱鞘炎のリスクも上がるので、練習もほどほどに切り上げなくてはなりません。

 

少ない練習時間で如何に物にするか、頭を使って練習計画を立てる必要があります。

ラ・カンパネラ

リストのラ・カンパネラ。

世界で最も難易度が高いと言われる一曲です。

 

ピアノは感覚で弾いているので、ピアニストでしたら9割は目を瞑った状態でも演奏できます。

視角で確認したいはオクターブ以上の跳躍ですね。

そして、このラ・カンパネラはオクターブ以上の跳躍が連続して出てきます。

目が見えないというハンデを最も重く感じる一曲だと思うのですが、ほとんどミスなしの辻井さんは相当な練習量をこなしたのでしょう。

 

全体を通して難しいのですが、特に難易度が高いのはラスト(4分~)ですね。

既に腕が疲れ切った状態からのラスト盛り上がり、ミスのしやすいパッセージ(笑)

筋肉疲労は根性で乗り切れないんですよね(^-^;

常に脱力を意識して、ラストまで余力を残しておくことが大切です。

ソナチネ 第3楽章

ラヴェルのソナチネ第3楽章。

 

全体を通してミスタッチしやすいですね。

左右の手の交差も頻発します。

 

この曲は試験で弾いたので、ミスタッチしてはいけないプレッシャーが強かったというのもあります。

 

やはりこの曲もラスト(3分40秒~)が一番難しく、ラストに外すわけにはいかないと緊張した記憶があります(^-^;

道化師の朝の歌

ラヴェルよりもう一曲、道化師の朝の歌。

 

こちらもミスタッチしやすいですね。

様々なテクニック要素が複合的に絡み合っています。

発表会で弾いたのでミスに対するプレッシャーは少なかったのですが、同音連打が多く、湿気が多い会場ですと鍵盤の跳ね返りが悪くなりさらに難易度は増します(笑)

 

その場の環境を含めての音楽なので順応しなくてはなりません(^-^;

 

そして強烈に記憶に残っているのは5分~の右手4度グリッサンド。

練習で親指に水膨れこさえて破裂させました(笑)

自宅のピアノで良かったです。

本番は高級なピアノだったので…

 

ピアノで怪我らしい怪我をしたのは、後にも先にもこの曲だけです。

番外編

難しそうに聞こえるけど、(テクニック的には)実はそこまででもないお得な曲をご紹介します(^^)

 

幻想即興曲

テンポが早いだけで右手も左手も単音の箇所が多く、似たようなパッセージを繰り返しています。

飛翔

シューマンの飛翔。

出だしがかっこいいですよね(^^)

こちらも同じようなことを繰り返しているので、練習時間は短く済みます。

木枯らし

ショパンの木枯らし。

こちらはそこそこ難しく筋肉が疲れる系ではあるんですが、右手が単音で同じようなことを繰り返しているので上でご紹介したラインナップよりは難易度下がります。

ミスタッチのリスクも低いです。

 

以上、独断と偏見に満ちた特集でした(^^)

 

激ムズ曲としてご紹介した曲も高校~大学卒業後と、それぞれ演奏した年齢が異なるので、今全てを比較しながら弾くとまた感じ方が変わるかもしれません(笑)